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アミノ系HILICカラム Gelpack GL-MH100 特集高分離・高耐久性 糖分析用 HILICカラム
「Gelpack GL-MH100」特集

糖類など、極性の高い化合物の分離にお困りではありませんか?
そんな時は、糖分析用に新しくデザインされた糖分析用 HILICカラム 「Gelpack GL-MH100」をお試しください!

HILIC (親水性相互作用クロマトグラフィー) とは

HILIC [ Hydrophilic Interaction Chromatography (親水性相互作用クロマトグラフィー) ]は順相クロマトグラフィーの一種です。移動相は、アセトニトリルなどの有機溶媒を含む水系バッファーを使用します。
親水性の担体が充填されたカラムは、疎水性の移動相溶媒 (通常は有機溶媒) で溶出する場合、移動相よりも極性が高くなります。このため、カラムに注入されたサンプルはまず担体に吸着した後、極性の低い物質 (親水性の低い物質) から順番に溶出していきます。HILICクロマトグラフィーの分離メカニズムは、逆相分配クロマトグラフィーとは正反対の仕組みです。

HILICの用途

HILICカラムは、通常の逆相クロマトグラフィーでは測定困難な糖類/ペプチド/たんぱく質/核酸/アミノ酸など高極性化合物の分析に適しています。HILICカラムにはジオールタイプやアミノタイプがありますが、糖分析では特にアミノタイプが活躍します。

従来のHILICカラムの課題

一般的なシリカベースのアミノタイプHILICカラムは、シロキサン結合の加水分解やアミノアルキル基の脱離により、保持時間が短くなったり耐久性が低く、さらにカラムからのブリードにより、荷電化粒子検出器(CAD)や質量分析計(MS)での測定時にベースラインが安定しない問題がありました。
また、充填剤に修飾されているアミノ基が還元糖のアルデヒド基と反応してシッフ塩基を形成するため、回収率が低くなる課題があります。

これらの課題を克服した「Gelpack GL-MH100」は、お客様の幅広いご要望にお応えします。

糖分析用 HILICカラム Gelpack GL-MH100の特徴

技術資料もご覧ください

  • 小粒子充填剤を採用することで、高理論段数、高分離能を実現しました。
  • ポリマー基材を使用しているため、一般的なアミノ系シリカカラムよりも耐久性に優れています。
  • 官能基にアミノ基を導入しており、単糖~三糖、オリゴ糖、糖アルコールなどのHILIC分析(親水性相互作用クロマトグラフィー)に使用可能です。
  • 還元糖の回収率が高いアミノ基を選択しているため、定量分析の精度が向上します。

カラムの貸し出しについて

デモカラムをご用意しております。
ご希望のお客様は、下の問い合わせフォームからお問い合わせください。

お問い合わせ
Gelpack GL-MH100の仕様
理論段数
(TP/本)
充填材 サイズ(mm)内径×長さ 使用可能pH 出荷時封入液
基材 官能基 粒径
9,000以上 アクリル系
ポリマー
アミノ基 3.5 μm単分散 4.6×150※ 2~13 水/アセトニトリル=25/75

※上記サイズ以外のカラムについてはお問い合わせください。お客様のご要望に合わせて対応いたします。

分析可能な化合物

  • 糖リン酸
  • 糖アルコール
  • オリゴ糖
  • 糖ペプチド
  • アミノ酸など

技術資料

より詳細な情報は、以下の技術資料をご覧ください。

HILICカラムの用途とアプリケーションの例

分析例 ( 単糖・二糖類の分離 )

GL-MH100は,高理論段数(スクロース:10000段)で、ガラクトース/グルコースの分離度2.1 ( 1.5で完全分離 )、ラクトース/マルトースの分離度2.6と標準条件で良好な分離を得ることが可能です。

測定条件
Colume Gelpack GL-MH100
Colume Size 4.6mmφ×150mm(SUS)
Eluent 水/アセトニトリル=25/75(volume ratio)
Sample Size 1μL
Flow Rate 1.0mL/min
Temperature 40℃
Detector 示差屈折率検出器

糖分析用 HILICカラム「Gelpack GL-MH100」の、驚くほどの耐久性をご体感ください。

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